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　コンサート物語　（2012.02.11）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コンサート担当　中島基子　

　 1月２８日（土）朝気温０度。手はかじかみ、北風が肌にさす。晴れているのがせめてもの救い。
　4月から準備してきた集大成の日。目標はただ一つ

　「全ての方々に笑顔で楽しんでいただくこと(^O^)／」 　

9:00〜	世田谷区民会館に集合。 舞台監督・照明・音響スタッフさんは機材搬入〜舞台作り。 わんぱく会員はロビー設営等の準備。コンサート係を中心に職員・父母が協力して本番にむけて進めていく。
11:00〜	わんぱく特有の座席指定券配付が始まる。 寒い中たくさんの方々に並んで頂いている。なんと岡山から来られた人もいた。 ありがとうございます。是非楽しんで帰っていただきたいと改めて思う。 気を引き締めていかないと・・・
11:30〜	サンプラザ中野くん到着。とても背が高く細身。眼鏡の奥にみえる優しい瞳。
13:00〜	リハーサルが済んで舞台でサンプラザ中野くんとジョイントの流れを職員と一緒に確認。 職員一人一人に「よろしく」と握手をするサンプラザ中野くんに感動。 ロビーでは販売準備万端。お客様が寒い中待っていらっしゃる為、早目の開場へ。
14:00〜	「わんぱくクラブ育成会」の各施設の活動の様子（20分）をスライドで2回上映。 大きく映し出されたメンバーの顔はどれも笑顔で輝いている。
15:00〜	本番開始。まず里中理事長の挨拶。そして、お忙しい中お越しいただいた　世田谷区長保坂展人様のご挨拶。 障がいに対して応援して下さるありがたいお言葉をいただく。 世田谷区の後援を受け今回で19回目のコンサート。回を重ねることで障がい者も健常者も共に楽しめるコンサートとして世田谷区の中で浸透していることを実感した。 続いてわんぱくクラブの紹介。「児童ディ、わんぱくクラブ三軒茶屋・駒沢、ひかり」それぞれメンバーが出て活動の紹介をした。
15:15〜	ギターのパッパラー河合さん、千葉団長さん、パーカッションの肉野バンバンジーさんが 先に出てきてチューニング。 そしていよいよサンプラザ中野くんの登場！ 「せたがやたがやせ〜〜」でスタート。 あの細い身体からどのように出てくるのか不思議な位パワフルでかつ優しく澄んだ歌声が会場一杯に響き渡る。 「大きなたまねぎの下で」や震災後に作られたチャリティーＣＤ「ＴＯＭＯＳＨＩＢＩ」、アニメの「本マグロトロ太郎」等サンプラザ中野くんの世界に引き込まれていく。 そして、「リゾラバ」「旅人よ」でパワフル炸裂。皆ノリノリで楽しさ爆発。 その後花束贈呈〜わんぱく独特のジョイント。 わんぱくクラブのメンバー総勢81名に職員・スタッフを入れて100名以上が舞台にあがり、サンプラザ中野くんを取り囲んで会場の皆様と一緒に「ＲＵＮＮＥＲ」を歌った。 子供達でも歌いやすいようにとテンポを遅めにしてくださる優しさ。 歌が始まると皆手を振ったり、身体を揺らして楽しみボルテージがあがったままコンサート終了♪
16:40〜	サンプラザ中野くんがロビーでＣＤやグッズをお買い上げの方に「ＴＯＭＯＳＨＩＢＩ」のＣＤプレゼント。 一人一人に握手して、気軽に写真撮影にも応じてくださる。ご自分も小児麻痺にかかられていたこともあり、障がいに対してとても理解と支援をしていただき、暖かいお人柄は来場者の心に響き皆が笑顔だった。
18:00〜	すべての片付けが済み、荷物も積み込み区民会館を後にする。

　今回災害時の対応も考えて臨みましたが、何事もなく無事終了してホッとしています。 皆様に喜んで楽しんでいただき大盛況でとても嬉しく思っています。コンサートという大きなイベントは一人一人が手をつなげて協力し、たくさんの方々に関わっていただき支えられて成り立つもの。今回は特に支え合い、助け合ってコンサートを作り上げ「絆」を強く感じました。

　毎回いろいろな工夫をして万全の体制で臨んでいますが、終わると「あんな風にすればよかった」「お客様に失礼はなかったか」等たくさんの反省とうまくできなかった後悔が出てきます。でもそれは真剣に臨んできたから生まれるもので次回につながっていくと前向きにとらえて改善し、20回目に臨んでいこうと思っています。

　皆様本当にありがとうございました。心より感謝いたします。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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