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 各施設のおたよりから

駒沢 幼児 2017年12月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです

    《   音楽の輪、ひろがる!   》

★わんぱく駒沢
☆「音楽遊びの盛り上がり♪☆

 12月の中旬に音楽遊びをしました。2階での保育(駒沢施設の改修工事を行っていました)の影響もあり、実に2か月ぶりの活動となりました。

 久しぶりの音楽遊びではありましたが、子ども達は流れをしっかりと理解していて、椅子を並べるのも早く、まだかまだかと座っていました。そして音楽遊びが始まると、「次は、ボンゴ!」「ブラスバンド!」と次のプログラム名を口に出す子もいて、見通しを持ってそれぞれのプログラムを楽しんでいました。きっと「楽しいことがある」という見通しがあるから「待つこと」ができ、そういった気持ちが子ども達にあるからこそ「一緒に楽しめる」活動を作れるのだろうなと感じました。

 子ども達の積極的な姿も印象的でした。タモンくんは、活動が始まる前から「ボンゴ(太鼓)を叩きたい!」という気持ちをスタッフにアピールしていて、始まるとすぐに立候補していました。「やりたい人?」と声が掛かった瞬間に「はい!」と挙手するタモンくんの姿は今まであまり見た事がありませんでした。音楽遊びの活動で「楽しい」という気持ちと共に、積極的に、そして主体的に動こうという気持ちが育まれていたのだと実感しました。動きの速い子ども達に先を越されて、中々自分の出る番が回ってこなかったのですが、ようやく前に出て太鼓のバチを手にすると、とても嬉しそうでした。音に合わせて太鼓を叩こうとする姿も、見ていて誇らしげでした。

 キナさんは前に出ると、一緒に演奏しているテツヤくんの動きを見ながら、自分の目の前の太鼓を叩いていました。客席の他のメンバー達の掛け声「はいっ!はいっ!はいっ、はいっ、はいっ!」に合わせるように叩く姿は、以前よりもリズムや、音の強弱などを理解して参加しているようでした。

 今年度から音楽遊びを継続的に取り組んできました。その音楽遊びの中で、個々の子ども達の成長を見られたのと同時に、活動としての習熟・まとまりも感じられるようになってきました。また来年も皆と一緒に楽しみながら、音楽遊びをより濃いものにしていきたいと思います。


★幼児グループ
☆わんぱく合奏隊☆

 お弁当を食べ終え、集団遊びまで少し時間があるときのこと。タイシくんは「ふえやりたい」と提案してくれました。2人で向き合ってラッパを吹き始めるとすぐに、カズタくんが寄ってきました。カズタくんにもラッパを渡すとタイシくんの目の前に座りました。タイシくんとカズタくん、2つの音が重なります。次にヨウタくんもやってきて、3人になりました。音が合わさると3人ともニヤリ。

 他の遊びをしていたマオくん、タカクニくんもそ~っとやって来て、3人がラッパを吹く様子を見ています。近くにあったラッパに手を伸ばしたり、みんなの様子を見ていたりと興味津々!歯磨きを終えたツヅルくんもすぐに参加!いつもは音を聞いて楽しむことが多かったのですが、この日は自分で一生懸命吹いていました。遠くでスタッフと絵本を読んでいたコウタくんも、読み終えると焦ったようにやってきて「コウちゃんもやる!」と参加。この日来ていた子ども全員で円になりました。スタッフは誰も「ラッパをやろうよ」とは誘っていません。子どもたちだけでラッパ合奏隊が出来ました。

 普段の好きな遊びは皆それぞれ違います。友だちが使っているものや楽しい雰囲気に興味を持つ、それは集団だからこそ出来ることだなと改めて感じました。これからも子ども達の興味を引き出せるような遊び、活動を考えて行きたいと思います!