●ホーム
 各施設のおたよりから

駒沢 三茶 2017年10月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです

      《 ふれあう心が、ステキです! 》

★わんぱく駒沢
☆音楽に親しむカイドウくん ~自分の思いを伝えられた喜び~

 日ごろ、カイドウくんは賑やかな雰囲気や大きな音が少し苦手なところもあるようで、部屋の遊びが盛り上がると耳をふさいだり、和室にマットをひいて寝転がったりすることがあります。自分で落ち着ける環境を作れることはすごいな、と思いますが、そうした様子から、「音を使った遊びはあまり好きではないのかも」と勝手に思っていました。

 ところが、先日、他のメンバーのリクエストでギターを出したときのことです。何曲か演奏し、集まっていたメンバーも解散したので、私もギターを片づけようと立ち上がりました。すると、カイドウくんが私の傍にきて私を座らせました。なんだろうと思い尋ねると、カイドウくんがギターのネックをつかみ、「ちゃっ」と言いながら何度かうなずきました。「ひょっとして、もっと弾いてほしいってことかな」と思い、演奏を再開すると嬉しそうに周囲を歩きはじめました。

 その後、一曲終わるたびに私のもとに来て「まだ続けてほしい」と伝えてくれました。とても嬉しかったですし、楽しい時間を一緒に過ごせてよかったです!


★わんぱく三茶
☆心温まるふれあい☆

 10月のある日のこと、近隣の「二丁目公園」へみんなで遊びに行きました。
 公園に到着し、集団遊び「綱引き」「ハンカチ落とし」を行いましたが、しばらくするとほーちゃんは、近くにあるベンチに一人移動して腰を掛け、皆の輪から離れてしまいました。

 つまらなくなったのかな?それとも何かあったのかな?と側に寄り添いながら、みんなのことを一緒に見ていました。

 気分を変えてみようとほーちゃんの得意なキャッチボールに誘うと、仕方ないな~というような表情で「いいよー」と返事をしてグローブをはめました。何度かラリーを続けていると、近所の3歳くらいの男の子がボールを貸して欲しそうに、私に駆け寄って来ました。ボールを渡し「あの子(ほーちゃん)に投げていいよ」と伝えると、ほーちゃん自ら、男の子の目線と同じくらいに腰を降ろしてグローブを構えました。しかし男の子が、ほーちゃんと違う方向にボールを投げてしまうと、ほーちゃんはくすくす笑いながら、小さな声で「(まったく)も~!」と一緒にボールを探しに行きました。その後も帰る時間まで遊んでいました。

 同じ空間で名前も知らない同士が遊び、「また会おうね」「また遊ぼうね」とさよならをする光景を見て、とても心が温かくなりました。