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 各施設のおたよりから

生活支援 幼児 2017年9月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです
今月は、初めて「生活支援わんぱく」が登場です。色々なメンバーで休日の外出など行う生活支援!
そこにも新たな発見、出会いがいっぱいです!

      《 新しい発見! 新しい感触! 》

★生活支援・わんぱく
☆新しい発見ができる場所~生活支援~☆

 品川水族館へ行ったときのことです。以前は大井町からバスで水族館へ向かうのが定番だったのですが、この日は介護人の石井さんの提案で、大井町駅から歩いて向かうことになりました。下町風な街並みが気に入ったようで、セイヤさんは道中のお惣菜や揚げ物を売っているお店に興味を持ったようで、立ち寄ることになりました。唐揚げを2つ買い、近くの公園で食べ、「今日はお昼も唐揚げがいいなぁ」と呟いていました。実際にその日のお昼は唐揚げ定食を食べました。道中にお総菜屋さんに立ち寄ったことが嬉しかったのでしょう。

 行き慣れたルートで向かうことはメンバーも介護人も見通しが持て、安心できるという良さもありますが、普段とは違うルートや過ごし方というのも、メンバーはもちろん介護人にとっても新しい発見や新鮮な感覚が得られるものだと思います。そういった支援ができるのは生活支援の強みです。今後も安心・安全は第一にしつつも強みを活かした支援をしていきたいと思います。


★幼児グループ
☆様々な感触を知ろう☆

 9月は泡、泥、小麦粉粘土、片栗粉スライムなど、様々な感触の物に触れる遊びをしています。初めて見るものに、興味を持って飛びつく子どももいれば、恐る恐る近づく子ども、はたまた逃げていく子どももいます。

 ある日の泡遊び。ジュジュちゃんはもこもこになっている泡を見て「わぁ~!」と声を上げて見ていました。「泡、もこもこだね~!はい、どうぞ。」と渡すと、今までの笑顔がさっと消え、手を後ろに隠してしまいました。泡はお風呂等で身近なものでもありますが、人につけてもらうのと、自分から触るのとでは違うんだろうなあ。まずはジュジュちゃんの前で泡をもんでみたり、吹いてみたり、色々な形に変形させ、泡で遊んだらこんな風になるんだよ~と実際に見てもらうようにしました。

 形が変わるごとにまた「わぁ~!」と嬉しそうに声を上げて見ていたので、徐々に腕や足、手に乗せてみるなど、ジュジュちゃん自身が感触を確かめられるようにしました。その度にちょっぴりビックリしていたのですが、しばらくして泡の入っているたらいの端に手を置いてみるようになり、自分からゆっくり泡の方へ手を伸ばしていきました。自分から触ってみると、その感触の気持ちよさもまた違って感じるようです。ジュジュちゃんは手をごしごししてみたり、隣にいた関根にもつけてきたり、すくってみたりと一人で泡を持って楽しむようになりました。

 大人でも、いい感触、嫌な感触があります。それは触ったことがあったり、見た目でなんとなくその感触が想像できたり、経験から判断が出来ます。しかし、子ども たちはまだ経験も浅く、初めてみるものに怖さを感じたり、勇気が出なかったり、見るのはいいけど触るのはイヤだと思ったりすることが多くあります。日常生活の中にある様々な感触を知る、興味を持つ、少しでも慣れていけるよう、これからも遊びにたくさん取り入れていきます。