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 各施設のおたよりから

三宿幼児ひかり 2016年12月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

      《 「楽しさ」いろいろ! 》

★わんぱくクラブ三宿
☆待ちに待ったカレーライス☆

 わんぱくクラブ三宿では、月の初めにみんなでおやつの話し合いを行ってその月に食べるメニューを決めています。

 ユウセイくんはカレーライスを話し合いでリクエストして以来、毎日おやつ表の中からカレーのカードを取り出して眺め、心待ちにしていました。そのカレーライスの日が、ついにやってきました! 来所するのがみんなより早かったユキトシくん。スタッフが調理の準備をしていると、ニコニコと近くに来てくれました。「一緒に作ろうか」と誘ってみると、とっても嬉しそうに頷き調理にとりかかります。人参・玉ねぎの皮を剥いたり、玉ねぎを包丁で切ってお鍋に入れたり、大活躍でした。ユキトシくんのおかげでみんなが来る頃にはほぼ完成に近い状態・・・。そんな中来所したユウセイくん、まずは調理の様子を見て、それからパッとカレーのカードを取ります。「今日はカレーだね!」と伝えると、それはもう嬉しそうにジャンプをしていました。

 カレーのルーがお鍋に入ってからは、イチロウくんやジョウマくんも代わる代わる様子を見に来ていました。カレーの香りってどうしてあんなに食欲が湧くのでしょうか・・・。 公園でたくさん遊んだあとは、いよいよカレーの登場です。みんなあっという間に一杯目を食べ終わり、嬉しそうにおかわりをしていました。おかわりをした分は熱々で、熱さと闘いながら食べ進めていく様子がとても可愛かったです。ユウセイくんは、見ている方が笑顔になるくらいの幸せそうな表情でたくさん食べていました!

 『大好きなメニューを自分で選んで発表する』『その日を楽しみに待つ』『みんなで楽しく食べる』という、わんぱくのおやつの楽しさがたっぷり入ったカレーライスでした。 来月のおやつの話し合いも楽しみです!       


★幼児グループ
☆綱引きがんばるぞ!☆

 先日、集団遊びで綱引きをしました。“チーム”を意識できるよう、赤チームと青チームに分かれて、それらの色のチョッキや帽子を被りました。ソウタくんは赤い帽子とチョッキを選び、いつもになくやる気満々です。私もソウタくんと同じ赤色の帽子を被り、一緒にスタートを待ちました。

 「よーい、ドン!」という声が掛かると、みんなで声を合わせて「オーエス!オーエス!」と言い、綱の引っ張り合いが始まりました。ソウタくんも力強く「オーエス!と言って引っ張ります。みんなで力を合わせた甲斐もあり、一回戦目は赤チームが勝利しました。「やったー!」と喜び、ジャンプするソウタくん。私が「やったね!とハイタッチを求めるとそれに応じ、一緒に勝ちを喜び合いました。

 二回戦目は、後半力尽きて青チームの勝利。先頭でひっぱっていたソウタくんと私は青チームに引きずられてしまい、ソウタくんも“あーぁ”と残念そうな表情。「もうやらなーい!と言うかな・・・と思いつつ、「次は頑張ろう!と声を掛けると、一度脱いだチョッキと帽子を再び身につけ、よし!と気合いを入れ直すソウタくんがいました。勝敗を賭けた三回戦目は、再び赤チームが勝利。嬉しそうに跳びはねるソウタくんは、他のスタッフともハイタッチを交わしていました。「勝ち負けに、こんなにも一喜一憂するソウタくんは初めてでした。

 「勝ち負けの概念を理解することは難しいことです。また、チームのメンバーと勝った喜びを分かち合うことも、一人遊びでは決して経験し得ないことです。ソウタくんが「やったー!」と言って嬉しそうな笑顔を向けてくれたこと、一緒に跳びはね喜び合えたこと、とても嬉しかったです。


★ひかり
☆エキシビジョン・マッチ☆

 赤グループの活動で卓球をやりました。いつもはすぐに試合を始めるのですが、今回はスタッフによるエキシビション・マッチを最初にやろうと、事前の打ち合わせで決めていました。というのも実際のサーブやラリーを見てもらうことで、メンバーが卓球というゲームをより理解できるのではないかと考たからです。

 さてスタッフの鈴木さんと衛藤さんによるエキシビション・マッチが始まりました。ふたりのラリーが続くと、右から左に、左から右にと忙しく往復する球を、タクヤさんはよく見ています。ユウタさんも仲間と一緒に観戦していましたし、アツヒロさんは立ち上がって衛藤さんのすぐ横で楽しそうに応援していました。メンバーは興味をもってエキシビション・マッチを観ていたようです。 次はいよいよメンバーの試合です。アツヒロさんはサーブに苦戦していましたが、打ちやすいように球を落とすスタッフに「いくよ!」と声をかけられると頷いて応えていました。タクヤさんがラケットを振る姿には、やる気がみなぎっていました。ユウタさんもシゲナリさんもよく球に向き合っていたと思います。

 メンバーにエキシビション・マッチを観てもらえたことは、効果的だったのではないでしょうか。みんなには、これからやる卓球をイメージしてもらえたようですし、なにより「これから卓球をやるんだ」という期待をもって試合に臨むことができたと感じています。メンバーが積極的に球を追い、楽しそうにラケットを振る姿が印象的でした。