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 各施設のおたよりから

幼児駒沢ひかり 2016年10月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

      《 「いっしょ」ってステキ! 》

★幼児グループ
☆「いっしょにいこう」☆

 8月のプール外出の道中の話です。いつもと違うわんぱくの活動に不安そうに座りこむツヅルくん。私はツヅルくんの元へタイシくんと向かい「一緒にプール行こう」と声をかけました。タイシくんにも「ツヅルくんと一緒に行きたいよね」と話しかけていると、タイシくんが「いっしょにいこう」と声をかけ、ツヅルくんに手を伸ばして一生懸命手を繋ごうとしています。また帰り道、プールを存分に楽しんだタイシくんは疲れた様子で、座り込むことも。けれど、同じように座り込むガブリエルくんやミヅキくんの近くにくると、自分の疲れは二の次に、手を伸ばして「いこう」と声をかけるタイシくん。その姿にとても感動しました。その時のタイシくんはお兄さんという感じで頼もしく、とてもかっこよかったです。

 半年前に公園に行く時には、自分のペースで歩きたくて手を繋ぎたくない!と主張していたタイシくんでしたが、今はスタッフとしっかりと手を繋ぎ、友だちのことまで気にかけてくれるようになりました。遊びの中でも、友だちをより意識することが増えていて、「大きなたいこ」や「糸車」で友だちと自分から手を繋ぐようになったり、友だちが遊んでいる所へ行き顔をのぞきこんだりと、友だちと遊びたいという気持ちが大きくなっているようです。外出時のエピソードはタイシくんの大きな成長を感じる一幕でした。

 子どもたちと生活を共にして、時間をかけて変わってゆく子どもたちの姿を見ていられることは、私たちにとって、本当に嬉しいことです。わんぱくでの日々の生活にはこんな感動がたくさんあります。これからも子どもたちの成長を見守り、そして私たちも子どもたちと一緒に 成長していきたい!と思っています。                       


★わんぱくクラブ駒沢
☆新聞紙あそび☆

 ある日、リョウくんがちぎった新聞紙を握りしめて遊んでいました。それをみて、新聞紙で何かできないかと思い、大きな紙風船を作り、リョウくんへ投げました。上手に両手でキャッチしたのですが・・・一瞬にして新聞紙ボールに変身。ニコニコしながら、私の方へ投げ返して来ました。

 それがきっかけとなり、当たらないように逃げる私と、追うリョウくんの追いかけっこがはじまりました。「きゃあ~助けて~」と逃げる私が面白いらしく、楽しそうに追いかけるリョウくん。その様子を見ていたマリナさんとアツヒトくんも新聞紙ボールを持って参戦。三人で私の方へ新聞紙ボールを投げては、「待てぇ~」と嬉しそうに追いかけてきます。私も負けないように新聞紙ボールをそれぞれに投げ返しました。三人とも新聞紙ボールを探しながら私の事を視界から外さず真剣に追いかけ、汗びっしょりです。

 私が汗を拭くために立ち止まると・・・。突然、アツヒトくんは私の左脚にしがみつき、何とかマットの上に倒そうと押してきました。新聞紙ボールを探していたマリナさんも加わり、二人で倒してきました。その後、マットの上に倒れた私を見て二人は喜んでいました。リョウくんは、倒れた私に嬉しそうに新聞紙ボールを投げ、新聞紙遊びが終了しました。ちなみに、お互いがクタクタになるまで約30~40分程続いたため、近くで見ていたスタッフは「まだ続いてる」と驚いていました。

 翌週、リョウくんは前回の新聞紙ボール遊びをとても気に入ってくれたようですが、新聞紙ボールがみつからず、代わりにスズランテープで作ったボンボンを私にニコニコしながら投げてきました。リョウくんと私を見ていた、マリナさんとアツヒトくんも加わり、2週連続で遊びを満喫しました。 


★ひかり
☆心配するということ☆

 ひかり職員の増田(私)が数日お休みをしてしまった後のことです。自由時間、コウイチさんが「増田先生36℃?」、「来週ひかりに来る?」と聞いてきました。おそらく私の体調を心配して、「熱はないのか?」「もう身体は大丈夫なのか?」と心配してくれたのだと思います。

 また別の日、ユウさんから「増ちゃん、休んじゃったね。どうしたの?」と声をかけられたり、コウキさんから「もう治ったの?」と聞かれたりしました。だいぶ楽になったことを伝えると、二人とも納得したようでした。

 また別の日には、来所したばかりのモトムさんが、少し照れくさそうにこちらの目は見ず、「増田さん休んでて淋しかった…。」と話してくれました。「もう大丈夫だからね。ごめんね。」と伝えると、また照れくさそうに「うん」と言っていました。

 気持ちを言葉で伝えられるメンバーばかりではないので、他にも心配してくれていたメンバーがいたかもしれませんが、スタッフだけではなく、多くのメンバーにも心配かけてしまったなと感じた出来事でした。