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 各施設のおたよりから

幼児ひかり 2016年2月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

《いっしょがいいね!》

★幼児グループ
☆一緒に歌が歌えてうれしいな☆

 「あ・い・う・え・お!」という昔の「おかあさんといっしょ」の体操の歌をご存知ですか?ちょっと難しい曲なのですが、曲中に「あ、い、う、え、お~!」と掛け声をかける所があり、これは楽しそうと思って選曲する時に推薦しました。

 ある日久しぶりに 幼児グループの保育に入ると、その曲に合わせてタイシ君がジャンプしていました。私が目線を合わせ、ジャンプをするときに「あ!」「い!」など声をかけると、タイシ君も気づいてジャンプのタイミングに合わせて声を出して喜んでいました。その時のタイシ君の笑顔は本当に嬉しそうで、声を使ってコミュニケーションできる喜び、楽しさに溢れていました。また、少しして自由遊びの時間にちらっとのぞくと、タイシ君がご機嫌でジャンプをしていたので「あいうえお!」の歌を歌うと、すぐに思い出した様子で歌に合わせてジャンプ!しかも 「あいうえお」は一音ずつ違う発声でした。すごいね~タイシ君、ちゃんとわかったよ、というと嬉しそうにハグしてくれ、伝わった喜びを二人で分かち合ったのです。

 そんなことが何回かあって、ある日のこと。私の後ろからタイシ君がおぶさってきました。でも私はタイシ君のお尻をポンポンと撫でただけで顔はそちらにむけませんでした。すると、タイシ君、ぐいっと私の顔を覗き込んで「あ、い、う!」と真剣な表情で言ったのです。「うわあ~タイシ君、あ、い、うの歌一緒に歌おうか。」と言うとこれ以上ないくらいハイテンションでピョンピョンジャンプ。向かい合って手を繋いでジャンプしながら一緒に歌いました。タイシ君が初めて私に言葉を使ってやりたい気持ち、楽しかったことを共感したい気持ちを伝えてくれた瞬間でした。

 タイシ君の心の中には「誰と」「どんな」遊びをしたいかということが明確にイメージできていたのだと思います。何回も同じ遊びを楽しんだからこそ具体的で明確なイメージができたんですね。こんな風にしてコミュニケーションの力って育っていくんだな、と教えてもらいました。掛け声のある歌いいですね。レパートリーを増やしたいと思います


★ひかり
☆「鬼は外!福は内!」☆

 2月といえば、毎年恒例の豆まきです。豆まきが大好きなリョウタさんは、自由時間に鬼のお面を見つけて、すかさず「あー!」と指差し、じーっとしばらくその場を離れずに見ていました。そして、待ちに待った豆まきの時間!「豆まき」の歌を歌いながら遠くに向かって投げていました。

 リョウさんは、豆まきが終わってからも「鬼は外~福は内~♪」としばらく何度も何度も歌ってはニコニコしていました。みんなが投げている様子を見ていて「あはははー!」と大笑いのマユさん。途中からは自分からガンガン投げ始め、また大笑い。片付けになってもまだ投げ続け、もっとやりたい!という感じでした。アユミさんも、片付け間近になって豪快に箱をひっくり返すように投げてニンマリ。今年も楽しい節分となりました!