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 各施設のおたよりから

幼児ひかり 2015年12月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

《12月は音楽で!》

★幼児グループ
☆いっしょにやりたい!☆

 「おおきなたいこ」という歌をご存じの方も多いと思いますが、わんぱくでは、この歌に合わせて、みんなで手を繋いで輪になり、広がったりくっついたり、ジャンプしています。「ちいさなたいこ〜♪」で、みんなの距離が近くなると、恥ずかしそうに顔を背ける子や、嬉しさ余って更にぐーっと顔を近づける子など、とにかくみんな「おおきなたいこ」が大好き!これが始まると、別の遊びをしていた子どもたちも、いそいそとやってきます。

 ある日、ダイゴくん、アツヒトくん、ケイゴくん、スタッフの前野で、「おおきなたいこ」が始まりました。それを近くで見ていたユウセイくん。「どーんどん♪」の歌に合わせて、笑顔でジャンプしていました。これは一緒にやりたいのサインかも!そう思った私は、急いでユウセイくんを誘い、仲間に入れてもらいました。ユウセイくんも嬉し恥ずかしそうにケイゴくんと手を繋ぎ、いざ「おおきなたいこ」の始まりです!お友だち一人ひとりに目を向ける、ちょっぴり恥ずかしそうだけど、でも、とーっても嬉しそうなユウセイくんを見て、私も幸せな気持ちになりました。

 一緒に遊びたい!という気持ちが溢れ、その思いを様々な形で表現する子どもたち。そんな子どもたちのキラリと光るサインを見逃さないよう、しっかりアンテナを張っていたいな…と改めて思いました。そして、いざその時が来たときに、そっと背中を押せるように。


★ひかり
☆ペアで鳴らしたフィンガーシンバル☆

 赤グループの音楽遊びでフィンガーシンバルをしました。フォンガーシンバルとはシンバルを小さくしたもので、だいたい500円玉ぐらいの大きさと言えばイメージしていただけるでしょうか。鳴らすときはシンバルのように手の平で合わせるのではなく、紐でつるされたフィンガーシンバルをふたつ互いに当てるように音をだします。可愛らしい澄んだ音色が特徴です。

 赤グループメンバーが二人一組になって演奏することになりました。メンバーはフィンガーシンバルをひとつずつ持って、相手のシンバルに当てて音を鳴らします。「シゲちゃん、鳴らそう!」とミツヒロさんはシゲナリさんとペアになりました。ピアノの伴奏を聴きながらフィンガーシンバルを合わせると「チーン、チーン」と澄んだ音色がします。シゲナリさんは可愛らしい音が気に入ったようで、とっても楽しそう。フィンガーシンバルは小さなものなので、お互いに膝を付けるように向き合い、手元を見て鳴らします。その姿はまるで線香花火をやっているかのような楽しげな雰囲気です。音楽遊びが大好きなアツヒロさんは、ノリスミさんのフィンガーシンバルに自分のシンバルを合わせて嬉しそう。ノリスミさんも「いい音だね」と言わんばかりに大きくお辞儀をしていました。ヒロヒコさんとタクヤさんペアも上手に鳴らして良い音を響かせていました。

 可愛らしく澄んだ音色とメンバーたちの嬉しそうな表情。それだけで言葉がなくても十分に彼らが楽しんでいることが伝わってきました。それぞれのペアが鳴らした音が共鳴しあって響くと、その音色はひと際大きく深いものになっていきました。