●ホーム
 各施設のおたよりから

幼児ひかり 2015年6月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

《仲間といっしょ!》

★幼児グループ
☆一緒に歩こう!!☆

 代田南児童館の広場に行く道中でのこと。その日は涼しかったので、緑道まで行き遠回りで向かいました。子ども達が歩いて、25分前後の道のりです。

 その日、車掌さん(最後尾)を務めたのは、ジョウマくんと私。出発の時点でそのことを伝えると、ニコニコ嬉しそうです。そして、いざ出発!!

 しばらく歩くと、ツヅルくんが座り込んでしまいました。それを後ろから見ていたジョウマくん。私の手を引っ張り、すかさずツヅルくんの元へかけていきます。どうするのかな?と見ていると、ジョウマくんもしゃがみ込み、ツヅルくんに目線を合わせ、表情を確認。そして、手を叩いたり、地面を叩いたり、肩を優しくポンポンして、“一緒に歩こう!頑張って!!”と伝えているように見えました。お兄さんの優しい応援を受けたツヅルくんも、渋い表情から一転。よしっ!と気合いが入ったようで、さっと立ち上がり、また歩き出しました。後半にも差し掛かると、子ども達もお疲れモード。タイシくんやウミちゃんも、あと少しの所でギブアップしそうでした。そんな中、ジョウマくんはその2人の様子に気づき、ツヅルくん同様かけよっては励まし、応援するのでした。そしてジョウマくんの応援の甲斐あって、みんな無事に最後まで歩き切ることができました。

代田南児童館までは、決して短い距離ではありません。周りの友だちのペースに合わせて歩いたり、気にかけたり、時には励まし、応援するジョウマくん。そんなジョウマくん、すごい!!と、 いつ振り返っても思うのです。

☆ボウリング風景☆

 自由遊びの時間。コウキくんが熱心にボウリングをしている様子を、目を輝かせて見つめるリョウマくんの姿がありました。憧れのまなざしとでも言うのでしょうか、“楽しそうだな、ぼくもやりたいな”そんな表情に見えました。そこでリョウマくんも挑戦することに。ボールに勢いがつくようスロープを用意して、スタンバイOK!すると、コウキくんがピンを並べて、「はい、どうぞ!」。リョウマくんの元にボールを持ってきてくれました。リョウマくんも、自分の手の平より大きいボールに必死に手を伸ばしてつかもうとします。「いいよ〜」コウキくんの合図に合わせて、リョウマくんはボールを勢いよく転がします。ピンが倒れるとリョウマくんはもちろんのこと、コウキくんも大喜びです。

 残りのピンが1本になりました。1本になるとなかなかピンは倒れず・・・うーんもどかしい・・・

 すると、“少し近づけたら当たるかな?”とコウキくんが残り1本のピンをリョウマくんに近づけてくれました。なかなか当たらない様子を見て、気を利かせてくれたのです。心優しいお兄さんのコウキくんに感動しました。さあ、残りの1本めがけていざ投球です。当たりますように!とかたずを呑む中・・・一発で見事的中!!!「わぁ」とリョウマくんは声を出し、コウキくんは両手を上げて「やったー!」スタッフも一緒になって「倒れたー!!」と大喜びです。ホール全体、歓喜に満ち溢れた瞬間でした。コウキくんの優しさ、そしてそれに対するリョウマくんの嬉しそうな表情がとても印象的な出来事でした。


★グループひかり
☆ワカメで大合奏☆

 先日、黄色グループの夕食作りがありました。メニューは『つくねの照り焼き』です。

 メンバーの中で最初に来所したのはセイヤ君で、私とノリコさんが一緒に帰ってくると、ハンバーグ用にネギのみじん切りをしていました。セイヤ君は手首のスナップを効かせて「タンタン」と軽快なリズムで細かく切って、とても上手です。

 今回のつくねの照り焼きは、細かく刻んだワカメが練り込まれていることがポイントです。そのワカメを皆で手分けをして切りました。マサユキさんは慎重にワカメに包丁を入れていましたが、セイヤ君がネギのみじん切りと同じようにリズミカルにワカメを刻んでいく様子をみて、同じように「トントン」と切り方を変えていました。ユウ君はみじん切りがとても上手です。右手で包丁を持つと、左手を包丁の上に添えて、両手で刻んでいました。コウキ君は今日のリーダーということもあって、張り切ってワカメを切っていました。「刺身みたい」と楽しそうです。女性陣のノリコさんやアユミさんも頑張っていました。

 ひかりの部屋は「タンタン」、「トントン」、「コンコン」といろいろな音がして、ちょっとしたパフォーマンスのようです。楽しく下ごしらえをして作ったつくねの味は、とっても美味しいものでした。