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 各施設のおたよりから

三茶ひかり 2015年3月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

《毎日の活動には、工夫がいっぱい!》

★わんぱくクラブ三軒茶屋
☆名前のない遊び☆

 公園から帰ってきて、おやつを食べた後、みんなで集団遊びをしようと考えました。この日は集団遊びをやる予定はなかったのですが、思った以上にみんなおやつを食べるのが早く、時間がたくさん余ってしまったのです。いざ急に考えると何をやろうか迷うもので中々思いつかず・・・子どもたちの意見を聞こうかなと思ったその時、ふと見ると、コウタロウ君がみんなにくすぐられているところを発見。くすぐられているコウタロウ君。「やめて〜!」といいながら大笑い。くすぐられて笑っているのもそうですが、みんなにかまってもらうのも、何だか嬉しそうに見えました。そこで、他の子も同じようにくすぐられて遊んでみよう!と考え、「じゃぁ次は○○くん!」と名前を呼ばれた人のところに、みんなでくすぐりにいくゲームが始まりました。

 みんな最初は何事だという雰囲気でしたが、次第に遊びの趣旨がわかってきてくれたようで、いつ自分の名前が呼ばれるかドキドキしている様子・・・ナオキ君は常に立ったまま、誰の名前が呼ばれるか耳を澄ませていました。そして、いざ自分の名前が呼ばれると一目散にトイレに逃げて・・・「僕はもういないから終わりだよ〜!!」とみんなを挑発しながら大笑い。一方、セイドウ君、最初は無関心な様子でしたが、いざ自分の名前が呼ばれて、みんなが自分のところにやってくると、とっても嬉しそう!くすぐられてというよりも、みんなが追いかけてきてそこから逃げている時が楽しそう。ゲラゲラと大笑いしていました。

 何だかやたらと盛り上がり、全員名前を呼ばれてそろそろ終わろうと思うと「僕もう1回!」と言ってくる子がちらほら。でも、時計を見ると、もうすぐ帰る時間!そのまま慌てて帰りの会を始めました。最近では、かくれんぼやサッカーなどもみんなでやると、すごく楽しいのですが、こういう遊びもとても楽しく感じます。また機会があればみんなでやりたいな・・・と思いました。


★グループひかり
☆盛り上がった劇遊び☆

 3月は、「劇遊びを楽しもう」ということで「3びきのやぎのがらがらどん」をやりました。話の内容は、山の方までご飯を食べに行く小・中・大サイズのやぎが橋を渡ろうとしていると、トロルという生き物に通せんぼされ、最終的に一番大きなやぎが戦って橋を渡り、山でご飯をたらふく食べるというようなお話です。

 今回は、それぞれの登場人物に合わせてスタッフが楽器で効果音を入れ、更に雰囲気が盛り上がりました。小さなやぎは、『トコトコ』、中ぐらいのやぎは『ギコギコ』、大きなやぎは『ドンドン』と大きさによって足音を変えています。トロルの登場シーンでは、『ブォーン』と面白い奇妙な音が響く楽器を使いました。劇遊び中だけでなく、絵本の読み聞かせの時も音を入れ、登場人物によって声色を変えて読んだので、コウキくんは、「おもしろーい!」と興味津々です。マサユキさんやユウくんは食い入るように見ていました。

 最初のシーンは、歌に合わせてやぎ達が行進するところから始まります。アキコさんは、よく声をだして歌を唄っていました。中ぐらいのやぎのコウキくんが、同じ役のアキコさんの手を引いて橋を渡り、トロルが現れると、2人同時によく声を出していました。大きいやぎ役のノリコさんは、終始笑顔でセリフを言っていました。マサユキくんとセイヤくんは、演技ではなく本気の取っ組み合いをしていました。2人に何度か声をかけるも収まらず、セイヤ君に「ここは演技で倒れるところだよ!」と声をかけると、我に返って倒れる演技をしていました。

 スタッフの見本も見物です。今回、トロル役をやったカワソエさんは、怒鳴るような迫力あるトロルを演じていました。また別の日、本当に食べられてしまうんじゃないかと思うぐらい、か弱いやぎをボランティアさんが熱演してくれました。