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 各施設のおたよりから

三茶駒沢幼児グループ 2012年10月

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

《成長の秋、遊びもダイナミックになります!》

★わんぱく三軒茶屋
合宿での思い出

 今年の合宿は茨城県さしま郡にある少年自然の家へ行きました。ここの醐味の一つが、辺り一面に広がる田園風景です。2日目は宿泊施設の外へ出て、みんなで自然の中を散策しました。

 特に何かをやったわけではありません。天気も良いので、みんなで一緒に歩いて、のんびり過ごすのが目的です。田んぼのあぜ道を歩きながら、それぞれ自由に過ごしました。いつも歩くコンクリート道路とは違います。目を凝らして、よく見てみると、自然の中に住む生き物がたくさんいます。トンボを捕まえたり、カエルを捕まえたり、ヘビを捕まえたり、ザリガニを捕まえたり・・・普段、カエルを見ることは、なかなかありません。ザリガニだってこの時期には滅多に見られません。もちろんヘビだって・・・ 田んぼ道、とても嬉しそうなのがゆうくん。風も気持ちよくぼぉ〜っとしていました。たまに、田んぼの中に足がはいりそうなくらいです(笑)

 ぐるっと周囲を歩きました。時間にして1時間半ほど。時間が有ればもっと遠くまで行きたかったのですが・・・限られた時間の中で、東京ではなかなか出来ないことがここでは当たり前にできる、とても新鮮で楽しい時間でした。           



★わんぱく駒沢

南公園で遊んでピクニック♪

 わんぱくクラブから歩いて20分ほどの距離に、新町南公園という公園があります。ブランコ・砂場・複合型アスレチックなど、置いてある遊具は特別変わったものではありませんが、公園の奥は木が立ち並んでいて子ども達の探険心をくすぐり、そしていつ行っても空いていて伸び伸び遊べるので、なかなか良い場所です。

 10/1(月)の都民の日は、学校が休みの子どもが多く、お昼過ぎには殆どの子が揃いました。いつもより早く公園に出発して長い時間遊ぼう!ピクニックもしよう!と意気込んで、南公園へ行きました。公園に着くと、子ども達は各々好きな遊びを始めます。 カズキくんはブランコにまっしぐらに歩いて行き、腰を下ろし、スタッフに押されて大笑い。カイドウくんはペットボトルに水を入れて砂場に流す遊び。スタッフは、前日の台風で折れた、長い木の枝を運んできて、砂場に刺し、ブルーシートを上にかけて、テント(?)作りをしました。即席の秘密基地のような空間に興味津々のユキノさん。中に入り、お母さん役になって、牧田さんとごっこ遊びを楽しんでいました。

 さて、ロープで電車を作って、奥の木々の間を歩いていたのはイットくん。渡部さんと一緒に電車を走らせていました。そこへ、木の棒を振りかざして義野が登場。突然の襲撃に、喜んでは逃げるイットくん。テツヤくんもそばへやって来て、イットくん・渡部さんと共に隠れたり、また追いかけられて逃げたり。いつの間にかコウセイくんやガクトくんも電車に乗り込んで、大騒ぎして楽しみました。その後、再び平和に電車を走らせていると、地面に倒れている人(=義野)を発見!

  義野「助けてくれーおなかがすいたよう・・・」
  渡部さん「何か食べさせてあげよう!」
  イットくん「はい、どうぞ(どんぐりを口元へ・・・)」
  義野「あむあむ。これじゃあ足りない!美味しそうな子ども達を食べてやるーー!!」
  みんな「キャーーーーーーーーー!!!」

 こんな感じで盛り上がっている内に、おやつの時間になりました。この時期は屋外で過ごし易く、ピクニックも心地良いです。ブルーシートに座り、スナック菓子を広げて「いただきます!」同じおやつでも外で食べると、より美味しく感じるので不思議です。

 長い時間の公園遊びで、ブランコも砂場も追いかけっこも、遊びの形が色々と発展していきました。おやつも食べて、帰る時はみんなニコニコ。
 「ああ楽しかった!またやりたいな!」と、帰り道に強く思った1日でした。

 
★幼児グループ わんぱく
「おねえさんになった、ナっちゃん」

 新聞遊びをしている時に、「1、2の3〜!」 みんなで一緒にちぎった新聞を高く投げるタイミングに合わせて、ナっちゃんも上手に投げて拍手〜!、大きな笑顔!。また「1、2の3〜!」と声がかかりましたが…、ナっちゃん、「はっ!」私やミーちゃんの髪に新聞がついていることに気が付きました。すぐに背伸びして丁寧にとってくれて「はい!」と渡してくれました。その動作が自然で思いやりが感じられ、とてもうれしい気持ちになりました。

 同じ日、お昼ご飯の準備に向かうナっちゃん。嬉しそうに大急ぎで小走りに向かいました。廊下に出ようとしたけれど、後ろを振り返ると、ミーちゃんが「みんな行っちゃってどうしよう〜!私も歩いて行きたいよ!」という風に腰を浮かせて立とうとしています。でも、なかなかうまくいきません。それに気づいたナっちゃん。すぐに近づき、腰をかがめて顔をのぞきこみ、頭をなでて何か声をかけていました。こんなに小さい2人なのに、お互い助け合って思い合っている様子に心が温かくなりました。

 どんなに小さくても人の役に立ちたい、優しくしたいという気持ちは育っているんですね。そういうところ、大切にしたいです。