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 各施設のおたよりから


三軒茶屋 3月

★三軒茶屋
  高校3年生、卒業を迎えて
 


 三軒茶屋の高3メンバーは4名、Rくん、Jくん、Eくん、Kくん。月からそれぞれの進路を歩んでいきます。 私は、小学生の可愛らしいRくん(今ではすっかりお兄さん)を知っています。
 中1で入ってきたJくんは、初日からIさんとケンカ。その大物ぶりは今でも鮮明に覚えています。
 中2の途中から入って、まだあどけなかったEくんも今では小学生に慕われる立派なお兄さんとなりました。

 高1から通うKくんは、毎日嬉しそうに玄関に入ってきてくれて皆を和ませてくれます。  卒業式は、本人達にとって特別なものでしょうが、そのそばで過ごしてきた親御さん、先生方、関係者の感慨も またヒトシオだろうと思うのです。毎日は繰り返しのようで、同じ日は一日となく、必死で走って、 振り返るとあっという間にここまで来てしまった。そういった想いが私の中にはあります。
 昨日(22日)、4月のおやつメニューを決める話し合いを行いました。  当然、4月には彼らはいません。それは承知していましたが、やらない訳にもいかずで、 Tくんの司会で行うことに。すると、JくんやEくんがカードを選ぼうとしません。  いつもなら率先して選ぶ2人なのに・・・。

「ごめんね、気持ちは分かるけど、皆の為に選んであげてくれる?」
 そう声をかけると、2人ともカードを取り出しました。まずは、Eくんが先にカードを貼って、 続いてJくん。沈んだ表情のまま前に出てきた彼は、4月のカレンダーの日付の無い所に貼ったのです。 嫌なことであれば最後まで嫌だと気持ちを通せるJくん。話し合いをボイコットだってできたはずです。 でも最上級生として、集団の中で自分にできる精一杯のことをしてくれました。
 その気持ちの葛藤が、よく現れていたと思います。
 この原稿が出来上がる頃には、彼らは卒業式を終えて晴れやかにわんぱくにやって来てくれるでしょう!
 心から「卒業おめでとう!」と祝福し、最後の最後までみんなで一緒に楽しい思い出が作れたらと思います。(Y)

                                         

                        

わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。

 卒業》