★わんぱく三軒茶屋
やる気になるということ
お正月の遊びをしようと言うことで、コマをやりました。今年のメンバーは、紐を巻いて一人で回せ
る子がまだいません。でも、タロウくん、ナオくん、コータくん、ヒロキくんの四人はコマに興味津々。
ヒロキくん、タロウくんは見ているのが好き。ナオくんは、紐を巻いてもらい、コマ回しに 挑戦。5回に
1回くらい回るようになりました。そんな中、コータくんは、紐巻きにチャレンジしました。 スタッフでも
難しい紐巻きで、なかなか上手くいきません。20分以上正座して熱心に紐を巻き続けました。それで
も1日目は上手く巻くことは出来ませんでした。
そして次の日。またコータくんが熱心にコマの紐巻きを自らやり始めました。1日目と比べ格段に上達
していてゆっくり丁寧に巻いていきます。ついにきれいに巻け、回してみると成功!!!回すテクニック
は、まだまだ練習が必要ですが、30分近くコマをやる中で、2回も回すことが出来ました。昨年までは、
コマ回しにそれほど興味をもっていなかったコータくん。小学1年生のころから、大きい子達のコマ回し
をずっと見てきて、3年目の今年は「自分もやってみたい」と思ったのかもしれません。
「自分でやりたい」と子どもが思った時の集中力は、とてもすごいものです。こちらが、「難しいのでは」
と思った課題も難なくクリアーしてしまいます。いろいろな経験を子どもたちにしてもらいたいのですが、
いつも「やる気を起こさせる」ことが一番難しいと感じます。「やる気になる」という気持ちは、課題を与え
るだけでは育たないし、「やりたい」と思っても、やれるまで頑張ろうという情熱がないとやり切ることが
出来ません。コータくんを見ていて、「やる気」にはそう簡単になるのではなく、集団で遊んだり、周りの
遊びを見たり、ちょっとやって失敗したり、悔しい思いをしたり等の積み重ねで、長い時間をかけてはじ
めて「やる気になりやり切る力」が付くのではと思いました。
(by AI)
わんぱくの保育・活動の様子をお伝えするコーナーです。
《こ〜んなに成長してますよ〜》
★児童デイサービスわんぱく
小松菜採り
小松菜採りをしました。慎重なユキちゃん、ふかふかな畑の土の中に入るのが怖いのか、遠くから
眺めています。指差して声を出しますが触りません。表情も硬くなってきました。これ、食べられるんだ
よ〜一緒に抜こうね〜と声をかけ、私が小松菜を抜き、新聞の上においておきました。そのうちしゃが
みこんで小松菜をのぞき、つんつん触り、そおっと小松菜の葉っぱを指でつまんで手押し車に入れて
くれました。結局、この日は土の上を歩きませんでした。ふかふかな土が嫌なのかなと思いました。
また別の日の小松菜採り。ユキちゃん、持って行く手押し車を指さし、「またあそこに行くんだね。」と
伝えニコニコです。トモくんと一緒にユキちゃん、着くなりどんどん畑の中に入って行って、葉っぱをつま
み抜こうとします。根っこの方を一緒につかむとしっかり手を使って抜いてくれました。そして広い畑の中
を走り回り始め、トモくんも嬉しそうに後を追いかけ始めました。ユキちゃんは後ろをついてきてくれること
が嬉しくて、後ろを振り向きながら走り、トモくんもユキちゃんの歩調に合わせて歩いていました。二人と
も泥だらけになってしまいました。前回との違いにびっくりしました。
わんぱくでのお芋掘りや小松菜採りは何度も、少人数で行けるのがいいなと思っています。初めての
日はできなくても、その時の子供たちの心にどんな気持ちが芽生えたのかが後になってわかることが
あるからです。私達には楽しめていない、と映っても実は心の中に「やってみたかったな」という思いが
膨らんでいることもあるんですよね。ユキちゃんをもう一度小松菜採りに誘ってよかった、とほっとしまし
た。「やってみたいな」「でもこわいな」そんな気持ちの揺れ動きに寄り添いつつ、新しい経験を増やして
いきたいと思っています。
(by YUKKO)